津堅島
- 沖縄本島
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ゆったりと時間が流れるキャロットアイランド
津堅島は、うるま市に属する離島で勝連半島の南東約4㎞の地点にある、周囲約7㎞、面積1.88k㎡の島です。島の方言では「チキンジマ」と呼ばれています。
津堅島は別名「キャロットアイランド」と呼ばれており、良質のニンジンの生産地として沖縄県内で知られています。津堅島は、ミネラルが含まれる潮風が畑にも吹くため、甘くてカロチンやミネラル分が多く栄養価が高いニンジンができるとのことで、島の80%が畑で、その60%がニンジン畑になっています。
津堅島のニンジンは無農薬では、除草剤は使わず雑草や小石などは丁寧に手で取り除く作業を行っていて、安全・安心なのも人気のポイントです。津堅島では、生のニンジンだけではなく、スイーツやドリンク、ジャムやドレッシングなど、色々な加工品も生産されていますのでお土産にもおすすめです。
島内からは沖縄貝塚時代前期~後期にわたる貴重な貝塚が発見されており、古くから人々が住んでいたことが分かります。ヤジリ浜の近くの「ジリ浜貝塚」、ギガ浜の近くの「ギガ浜貝塚」「和名浜貝塚」、集落の中の「津堅貝塚」「津堅第2貝塚」「津堅第3貝塚」など多くの貝塚が発見されております
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さらに国森(クニムイ)・クボウ(コバウノ)・中の(中ノネタテ)・ビガル(ヘカルアマミヤ御嶽)の四御嶽があり、古くから拝所として保護され、今も大切な祈りの場となっています。 中でも、「中の御嶽」は、今も津堅島の人々に深く崇拝され、祖神として、大切に祀られている喜舎場子(キシャバシー)のお墓がある御嶽です。喜舎場子は、津堅島の名付け親ともされ、中城郡喜舎場村から津堅島にたどり着き、村を作り、村の人々が豊かに暮らせるよう発展に貢献したと伝えられる人物です。
周囲を海に囲まれて津堅島で一番のビーチは、津堅ビーチとも呼ばれるトゥマイ浜です。白い砂とのコントラストは本島から近い離島の中でも群を抜いており、ビーチの施設も充実しています。
那覇空港からも遠すぎず、時間があまりない方も美しい海と、ゆったりとした時間を楽しめる穴場的な離島と言えるでしょう。
■島へ渡る方法
※季節や天候により所要時間・運航数が変更される場合があります。■島内の移動手段
・レンタサイクル
・レンタカー
■禁止事項
・集落を水着で歩くことは禁止。