様々な動植物が生息している島最大の湾「名蔵湾」

石垣島の湾といえば、日本百景にも選ばれている川平湾のほかに、八重山諸島で唯一「ラムサール条約」によって保護されている、石垣島最大の湾「名蔵湾」が有名です。名蔵湾は島の南西部に広がっており、その近くには「名蔵アンパル」と呼ばれるマングローブ林があります。また、於茂登岳から流れる名蔵川があり、マングローブをはじめとする様々な動植物が生息しています。

名蔵湾の魅力のひとつは、豊かな動植物です。ヤエヤマヒルギを中心としたマングローブ林の足元には、シオマネキやハゼなどの希少種が生息し、渡り鳥なども観測できます。希少な動物に出会える貴重な体験ができるほか、『サニズ』と呼ばれる浜下りの行事では、名蔵湾で潮干狩りを楽しむ光景が見られます。潮干狩りは行事中だけでなく、年間を通して楽しむことができます。

また、名蔵湾は干潮時から満潮までの時間に美しい光景を見せてくれます。石垣島にはサンセットが楽しめるスポットがいくつもありますが、名蔵湾もそのひとつです。潮が満ちていく間に、水面に鏡のように映るマングローブを見ることができ、サンセットの時間と重なれば、より一層格別な光景を楽しむことができます。

さらに、名蔵湾の近くには飲食店やテーマパークなどの立ち寄りスポットもあり、名蔵湾とあわせて楽しむことができます。