沖縄のマンゴー
- 沖縄本島
紀元前から栽培されてきた歴史を持ち、トロピカルフルーツの代名詞とも言える存在でその甘くてジューシーな果実は、太陽の恵みをたっぷりと受けた、日本国内でも特に人気のある果物。
沖縄のマンゴーの特徴と歴史
マンゴーはインドをはじめとする南アジアが原産で、紀元前から栽培されてきた歴史があります。日本にマンゴーが伝わったのは明治時代の終わりごろとされています。本格的な栽培が始まったのは昭和に入ってからで、特に沖縄県での栽培が盛んになりました。
沖縄の温暖な気候と豊かな日差し、そして海風の恩恵を受けて栽培されたマンゴーは糖度が高く、完熟すると皮が黄色からオレンジ色に変化し、甘い香りが強くなるのが特徴です。
選び方と保存方法
皮の色が鮮やかで、果実に重みがあり、甘い香りがするものを選びます。
保存の際は常温で追熟させ、食べる直前に冷蔵庫で冷やすと一層美味しくいただけます。完熟すると表面がテカテカしてきて、香りが強くなります。表面に白い粉っぽいもの(ブルーム)がついているものはまだ完熟しておらず、常温で保管することで徐々に熟してきます。
沖縄で栽培されるマンゴーの品種
● アップルマンゴー(アーウィン種)
沖縄で最も人気のある品種。 鮮やかな赤い皮と濃厚な甘さが特徴。果肉はジューシーで滑らか、糖度は15度以上。まろやかな酸味が甘さを引き立てます。
● キーツマンゴー
アップルマンゴーよりも大きく、重量感のある果実が特徴。非常に高い糖度と濃密な甘み、深い香りが魅力。果肉はやや繊維質。沖縄では比較的少量の生産で、希少価値が高い品種です。
味だけじゃない!!栄養価が高く美容効果や風邪の予防にもなるマンゴー!
ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンB群、食物繊維が豊富なマンゴーにはこんなに嬉しい効果があります。
・美肌効果:ビタミンAやビタミンCが豊富で、エイジングケアに役立ちます。
・風邪予防:免疫力を高める効果があります。
・ダイエット:ビタミンB群や食物繊維が代謝を助け、血糖値の管理にも有益です。
基本の切り方
サイコロ状にカットされた果肉が花のように見える「花咲カット」はおもてなしにもぴったりです。
1)マンゴーの種に沿って包丁を入れ、3枚おろしにする
2)断面に格子状の切り込みを深く入れすぎないように入れる
3)皮の部分を裏側から押し上げ、果肉を開くように反り返らせる
沖縄のマンゴーは、その甘くて豊かな風味だけでなく、栄養価の高さからも多くの人々に愛されています。観光客にも人気があり、沖縄の特産品として国内外で高い評価を受けています。これからの旬の季節に是非ご賞味ください。