佐良浜港【伊良部島】
- 宮古島
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磯の香りが漂うここでしか味わえない特別な場所
宮古諸島の中でも、特に伊良部島の佐良浜は漁業が盛んな漁師町である。カツオやマグロを始め、様々な海産物が港に揚がってくるが、中でも「カツオの一本釣り」は100年余りの歴史を持つ伝統漁法として継承されている。2006年に伊良部大橋が開通してからは入船と共に島民たちは港に集まり、新鮮な魚を求め一層の賑わいを見せた。活気の良い海人（インシャ）達の声と漁船のエンジン音、そして磯の香りが漂うここでしか味わえない特別な場所だ。
海神祭
旧暦の5月4日に行われる海神祭（ハーリー）には港に多くの人が集まる。何と言っても佐良浜の海神祭では誰もが驚く目玉イベントがある。漁師達が漁船からカツオやマグロのブツ切りを投げて盛大に祝い、航海の安全・豊漁を海の神様に祈願するのだ。豪快にカツオが大きく空を舞う様子から「カツオが空飛ぶ伊良部島」と島民は呼ぶ。まるでヨーロッパのようなカラフルな街並みは異国情緒に溢れ、写真に納める人も多い。船舶の塗装で余ったペンキを自宅の外壁に塗っているとの説も呟かれている。
