宮良川【石垣島】
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ヒルギ林が生い茂る石垣島内最大の河川「宮良川」
石垣島内最大の河川と言われる「宮良川」は全長12kmもあり、河口から1.5km程上流までは両岸にヒルギが繁茂し、独特な景観を作り上げています。ヤエヤマヒルギやメヒルギなどからなるマングローブの森は、やや不気味な雰囲気を醸し出していますが、そこには小さなハゼやカニが生息しており多くの生き物たちの息吹を感じることができます。このマングローブは、「宮良川のヒルギ林」として1972年に国の天然記念物に指定されました。
宮良川は土地改良事業の水源として源流付近にいくつかダムがあり、流路の両側にはサトウキビやパイナップルの畑、水田などの農地が広がっています。その一方で、これらの農地開発などの為、大雨が降った後は土壌が流出して宮良湾が赤く染まり、県内で最も赤土流出が激しい河川としても知られています。
宮良川には河川とマングローブを一望できる宮良橋があり、袂には「宮良川のヒルギ林」の碑があります。
マングローブをもっと近くで楽しみたい、色んな生き物に出会いたいという方には、カヌーやカヤック体験を行うこともできます。この機会に、マングローブの中をゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。