吹通川のヒルギ群落【石垣島】
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島北部の天然記念物「吹通川のヒルギ群落」
「吹通川のヒルギ群落」は、天然記念物として指定されるほか「日本の重要湿地500」にも選ばれています。
干潮時も満潮時も違った楽しみ方ができます。
干潮時に訪れれば普段は見えない根と一緒に様々な生き物たちに出会うことができます。特にカニは多く、地面に広がる粒状の泥の塊はカニの生息する証拠です。吹通川ではヤエヤマヒルギやオヒルギが生育しております。干潮時に顔をのぞかせるそれぞれのヒルギの根は「支柱根」「膝根(しっこん)」と呼ばれています。ヤエヤマヒルギの持つ支柱根はタコ足状に斜めに根が伸びていることが特徴で、オヒルギの持つ膝根は根の一部が地上に飛び出ており、それが折り曲げられた人の膝の様に見えるのが特徴です。こうした根の他にも、干潮時にはシオマネキなどのカニやハゼなどを見ることができます。
満潮時には干潟であった場所の多くが水面下になり、生き物を見つけるのが難しくなります。しかし、カヌークルージングやSUPなどを通してマングローブの中をゆったり進むことができるため、干潮時とは違ったヒルギ群落を楽しむことができます。
ヒルギ群落の緑に包まれながら、海とは違った自然の美しさや楽しさを体感してみませんか。