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粟国島

  • 沖縄本島
  • スポット

悠久の時と、ダイナミックな自然が感じられる島

粟国島は、塩ブームの火付け役になった「粟国の塩」の島として一躍有名になりました。
那覇空港・粟国島間の航空便が再開になり、粟国島へ25分で行くことができるようになっています。
粟国島は、昔は粟の産地として知られており、粟島とも呼ばれて、名前の由来となりました。飢饉用に植えられたソテツが多く残っており、「ソテツの島」とも言われています。

島の東側には美しいサンゴ礁が広がり、西側は迫力のある断崖となっています。沖縄では珍しい海底火山の噴出物の堆積とサンゴ礁の隆起によってできた島といわれており、何百万年も前の火山噴火の痕跡があります。島の南西に位置する「筆ん崎(フディンサキ)」では、火山灰が積み重なってできた白色凝灰岩の断崖を、「ヤヒジャ海岸」では、黒や赤、茶色や白といったむき出しの地層を見ることができます。

「筆ん崎」の上はマハナと呼ばれている海抜87メートルの広大な広場があり、展望台が設置された絶景ポイントです。ここからは、南西に渡名喜島、西に久米島、南に慶良間諸島、東に沖縄本島、伊江島を望むことができ、村指定の名勝地となっています。また、風をさえぎるものが無く、猛禽類や、渡り鳥も多く見ることができます。

粟国島は、沖縄の島々の中でも、希少な鳥類が観察できるため、石川県の舳倉島(へぐらじま)と並ぶ、バードウォッチングの島としてバードウオッチャーの間では隠れた探鳥地として知られています。これまでに観察された野鳥は約220種と、多く、風通しがよくさえぎるものが無い「マハナ」もおすすめのポイントとなっています。

また、粟国島の「筆ん崎(フデンザキ)」は、ダイビングスポットとしても多くのダイバーが訪れる場所です。
特に、春先~初夏がベストシーズンと言われる、ギンガメアジの魚群が渦を巻くギンガメトルネード(通称:ギンダマ)は圧巻の迫力です。ただし、ギンガメアジや大物回遊魚に出会えるポイントでは流れが強く、中上級者向けのポイントのため、ご注意ください。

粟国島は昔ながらの沖縄の風景が残るのどかな島ですが、その風景を守るため、平成31年3月に粟国村の粟国村景観ガイドラインが作られました。造物の高さや色など細かな項目を設け、島の景観を守っています。

粟国島は、沖縄の映画とし大ヒットした、1999年12月4日公開の「ナビィの恋」のロケ地としても注目されました。
古き良き景観を大切にした島の風景を見ながら、映画のロケ地巡りをするのも粟国島観光の楽しみの一つになることでしょう。

■島へ渡る方法

  • 泊港よりフェリー、第一航空株式会社飛行機 フェリー 約2時間
    1日1往復便

    飛行機 約30分
    1日1往復 週4往復程度(月曜日・火曜日・水曜日・土曜日)
※季節や天候により所要時間・運航数が変更される場合があります。
※2024年11月現在

■島内の移動手段

コミュニティーバス、乗合タクシー、レンタカー、レンタサイクル(電動自転車)

■禁止事項

・粟国島の自然、景観を保護するため、貝殻、珊瑚、石、植物等の持ち出しは粟国村条例禁止されている。
・出たゴミは、島内に捨てない。(持ち帰る)

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