竹富島の大型離礁の周辺海域にある「シモビシ海中公園」

石垣島と西表島の間に広がるサンゴ礁の海域は「石西礁湖」と呼ばれており、これは日本国内でも最大のサンゴ礁の海域になります。東西約20km、南北約15kmにまでわたっており、その海域内には竹富島や小浜島、黒島、新城島周辺海域などが含まれています。このサンゴ礁には400種類以上のサンゴが生息しています。

石西礁湖は1972年（昭和47年）5月15日に西表石垣国立公園に指定され、その中でもシモビシを含む4地区が海中公園地区に指定されました。

『シモビシ海中公園』はタキドングチ海中公園同様礁面が浅く、様々な形状のサンゴが大規模に群生しています。サンゴはミドリイシやキクメイシといったイシサンゴ類が着生しており、熱帯魚類も豊富です。面積が約2.21㎢で場所は竹富島の南西にあります。カイジ浜から海岸沿いに南へ進んでいくとたどり着くことができ、海中公園付近になると砂浜とはまた違った足場になります。