西桟橋【竹富島】
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透き通る海に差し掛かる「西桟橋」から夕陽を眺めよう
竹富島の西岸、淡いブルーの海に差し掛かる白い桟橋は「西桟橋」と呼ばれ、今では夕日を眺める絶景スポットとして有名です。西桟橋の先端部分は干潮時にも使用できるよう、幅の広い斜路状に形成されています。
西桟橋は1938年(昭和13年)に住民の力によって石灰岩などを用いて建設されたとも伝えられています。その昔、竹富島に農耕地が少なかったため西表島に水田を作り、耕作のために「イタフニ」と呼ばれる、松をくりぬいた船や帆船で長時間かけて西表島まで通っていたとされ、その時使用されていたのが西桟橋でした。2005年(平成17年)12月26日、黒島の伊古桟橋とともに国の登録有形文化財に登録されました。
現在では桟橋としての役目を終え、夕日を眺望する名所として話題になっています。日中は桟橋をのんびり歩きながら青く透き通る海と心地よい海風を楽しみ、夕方には沈んでいく夕日が生み出す夕焼けを桟橋の上から楽しめます。日によって夕焼けの色が変化し、日中とは違う新しい海の表情を楽しむことができます。