具志川城跡【沖縄本島】
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太平洋を一望できる本島最南端の城跡
具志川城跡は、本島最南端である糸満市喜屋武の海岸断崖に位置し、三方を海に囲まれています。標高17mの崖に築城された具志川城跡は高さが約5~10mほどあり、陸続きの東側城門は切石積みされ、そこからさらに岸に沿うように野面積みの石垣がめぐらされています。
伝承では、久米島の具志川城の城主だった按司が攻め込まれた際、本島に逃れ同名の城を築城したとされています。正確な居城年数は不明ですが、出土された遺品である中国製の陶磁器から、12世紀後半~15世紀中頃まで城として使われていたと考えられています。