石垣島と西表島にしか生息しないヤエヤマヤシで出来た群落「米原のヤエヤマヤシ群落」

石垣島の米原地区には、国指定の天然記念物になっているヤエヤマヤシ群落があります。石垣島と西表島にしか生息しない「ヤエヤマヤシ」が見れる静かな観光スポットとして有名です。大きいもので高さが25mにもなるヤエヤマヤシの林の中は散策路が整備されており、ヤエヤマヤシの他コニシイヌビワやリュウキュウガキなどの植物が分布し、亜熱帯の景観を楽しむことができます。

かつては石垣島や西表島以外にも生育していたとされていますが、ヤエヤマヤシの若芽は食用に、茎は材として利用されたため他の生育地がなくなったと言われています。現在は、桴海於茂登岳(ふかいおもとだけ)の麓一面にひろがる群落が石垣島で一番大きな自生地であり、その北麓が米原のヤエヤマヤシ群落となっています。

何本ものヤエヤマヤシが空に向かって伸びては大きな葉を揺らす光景はもちろん、ヤエヤマヤシ群落ならではの生き物を見つけることができます。10分から15分ほどで見て回ることができます。
天気がいい日には、木漏れ日が気持ちいい観光スポットです。

無料駐車場、トレイ、売店があります。