鳩間島
- 八重山
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瑠璃の海と、緑の鳩の島
鳩間島は、徒歩でも1時間あれば島を一周することができる、八重山諸島の有人島の中で1番小さな隆起珊瑚礁の島です。鳩間島の名前の由来は、「鳩が沢山いる島」、「果てにある島」など、諸説あるようです。観光地化が進んでおらず、ほとんど手つかずの自然があり、ゆったりと時間の流れる場所です。
鳩間島の名前の由来となったとも言われる鳩は、台湾に分布するズアカアオバトの亜種、チュウダイズアカアオバトです。体は、青というより、美しいオリーブグリーンの羽で覆われています。本来、ズアカアオバトは、頭に赤い部分があるため、「頭赤(ズアカ)」という名前が付いていますが、鳩間島にいるチュウダイズアカアオバトに赤い部分はありません。この鳩の鳴き声は、子供が吹く縦笛や、下手な尺八の音に例えられ、ウーアオー、ぺー、ヘポーなどのように聞こえます。この鳩は、先島諸島に生息しており、鳩間島でもこのきれいな緑の羽と、ユニークな声を持つアオバトに出会うことができます。
鳩間島は、美しい海の色でも有名で、「鳩間ブルー」は、鳩間島の美しい海を評してつけられた名前です。鳩間島を有名にした2005年に放映されたドラマ「瑠璃の島」の名前の通り、瑠璃(ラピスラズリ)色の美しい青のグラデーションは訪れた人の心を魅了します。この島には美しい9つのビーチがあります(どのビーチもシャワーやトイレなどの設備はありません)。なかでも港近くの前の浜は透明度も高く、波も穏やかで遠浅、集落からも近いので、過ごしやすい場所です。
鳩間島から帰りの船が出るときに、島人が港まで出てきて皆で手を振ってくれる「鳩間送り」も鳩間島の名物と言われており、島を訪れた人の忘れられない思い出になります。
■島へ渡る方法
※季節や天候により所要時間・運航数が変更される場合があります。■島内の移動手段
・レンタサイクル
・徒歩
■禁止事項
・島内での野宿禁止。(キャンプ禁止)
・島内で水着、裸身は禁止。
・立ち入り禁止の場所に入らない(危険な場所や、御嶽などの神聖な場所)。